貯金用口座はどの銀行がオススメ?②【「メイン口座」と「サブ口座」を使い分けよう】
2018年5月18日 11:18
さて、今回は「メイン口座」と「サブ口座」の使い分けについてです。
メイン口座は、給与振込などの収入と、自動引き落とし分を集中させる銀行口座です。
大手の銀行もしくは地銀など、使い勝手の良い口座を設定しておられる方が大半だと思います。
この銀行口座を「メイン口座」として、クレジットカードの引き落としや、水道光熱費、通信費など毎月の引き落とし分をまとめておきます。
食費や雑費などの現金の引き出しにも使うので、勤務先や自宅の近くにATMがあるなど、利便性で選ぶといいでしょう。
そして、残ったお金はすぐに「サブ口座」に移動すること。このひと手間で、メイン口座に入れっぱなしでお金を使い切ってしまったということがなくなり、使い過ぎを防ぐことができます。
ここでポイントとなるのは、使ったお金の残りを「サブ口座」に移動するのではなく、貯蓄できるお金を先に分けておくということです。
残ったら貯めようではなかなか貯まりません。いざというときに必要になるお金を確保しつつ、貯めるお金は定期預金などに固定し、少しでもいい金利で預けるようにしましょう。
サブ口座は金利が高めの銀行を活用することをお勧めします。
プラスアルファのサービスも決め手に、少しでも貯まるように考えて選びましょう。
サブ口座は金利が高めの「ネット銀行」がおすすめです。普通預金金利は現在、大手銀行で0.001%程度。
ところがネット銀行なら、たとえば、住信SBIネット銀行なら普通預金金利が0.01%(SBIハイブリッド預金)、オリックス銀行なら0.02%。イオン銀行、楽天銀行にいたっては、条件を満たせば0.1%です。
イオン銀行か楽天銀行に100万円預ければ1年後の利息は1000円と、大手銀行より990円もお得なのです(税引き前)。低金利時代だからこそ、この差は大きいと考えるべき。入出金はコンビニや提携銀行のATMが使えるので、メイン口座にお金が残っていたらすぐさまプールして、少しずつ資金を増やしていきましょう。
余裕資金ができたら、ネット定期でさらに有利に貯めましょう。ネット定期1年ものでダントツに高金利なのが、オリックス銀行の0.15%。ただし100万円以上というハードルがあり、オリックス銀行はキャッシュカードが発行されないのでATMは使えず、まずは他行からの振り込みになります。有利に貯めるのに特化したサブ口座として使うといいでしょう。
もし、毎月の振り込みや出金手数料を抑えたいときにサブ口座を選ぶのであれば、以下の口座を利用してみましょう。
家賃や習い事の会費など、毎月決まった振り込みがあるなら、振込手数料が無料の口座を選ぶのがベストです。
住信SBIネット銀行とソニー銀行は無条件で月1回無料、じぶん銀行は三菱UFJ銀行への振込みなら何度でも無料です。
住信SBIネット銀行とソニー銀行は毎月決まった日に自動振り込み予約ができるので、手続きを忘れて慌てることもなく便利です。
この2つの銀行を経由してオリックス銀行へ振り込みすれば、有利に貯めるシステムができあがります。
ATM手数料無料の時間外に現金を引き出すことが多い人は、その分をコンビニATMの出金が無料のサブ口座に移して手数料を節約しましょう。
住信SBIネット銀行とじぶん銀行は無条件で月2回まで無料、イオン銀行はミニストップならいつでも無料、ソニー銀行はセブン-イレブン、ミニストップはいつでも無料です。
なお楽天銀行は残高10万円以上でATM手数料、他行への振込手数料が1回無料になります。
その口座の特色を理解して、上手に活用するといいですね。