資産運用の基礎知識その④

2018年3月19日 15:23

,

トータルマネーコンサルタントの新井智美です。
久々の雨ですね。これからしばらく一雨ごとに暖かくなっていくのでしょうか。
さて、今回は「リスクの種類」についてお話していきたいと思います。

運用商品には様々はリスクが存在します。
その種類を詳細については以下のとおりです。
1.価格変動リスク
経済情勢や企業業績などが要因となって、投資した金融商品の価格が変動するリスクの事を「価格変動リスク」と言います。
2.金利リスク
金融市場や政治動向、経済情勢などに応じて金利(お金を貸し借りするときに適用される資金の使用料)は常に変動しています。金利水準の変動によって金融商品の価格が変動するリスクの事を「金利リスク」と言います。
3.為替リスク
異なる通貨を交換するときの比率の事を為替レートといい、各国の金融市場や政治動向、経済情勢などによって常に変動しています。海外の資産で運用する場合、為替が変動することによって日本円での資産価値が変動するリスクの事を「為替リスク」と言います。
4.信用リスク
金融商品を取り扱っている金融機関や株式・債券の発行企業などが、信用力を失ったり、破綻することで、元本や利息が回収できなくなったりその商品の価値が下落するリスクの事を「信用リスク」と言います。
5.インフレリスク
物価が上がる(インフレになる)ことで、今までと同じ値段で同じものが買えなくなってしまい、実質的にお金の価値が目減りしてしまうリスクの事を「インフレリスク」と言います。

資産とリスクの関係を表にしてみました。

価格変動

リスク

金利リスク 為替リスク 信用リスク
国内債券
国内株式
海外債券
海外株式

 

リスクの内容と各資産との関係性を十分に理解したうえで、商品を選ぶようにしましょう。

次回のブログではリスクコントロールの方法についてお話したいと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。