2018年問題とは...

2018年1月2日 20:32

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あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

2018年に突入して早2日。
あっという間の3が日ですね。
ここでのんびり休んでいられないのが受験生。
そろそろ大学受験のシーズンです。
私にも大学受験を控えた甥っ子がおりまして、
自分の受験時代を思い出しながら、
「あの時はよく勉強したなぁ...」と思い出にふけっております。

ところで今2018年問題というのが起こっているのを皆さんご存知でしょうか?
教育現場の大変革といわれる「2018年問題」。
2018年を目途に18歳以下の人口が減少期に入ることで、大学の倒産や学生獲得戦争が過熱することです。
数字上、2000年生まれの子どもたちから該当します。
人口減少期への突入と進学率の頭打ちが重なるため、大学経営が厳しくなることは避けられなくなると考えられています。
最近の数年間は、18歳人口は横ばい状態を保ってきました。ですが、国立社会保障・人口問題研究所では、2018年ころから再び減少傾向を強め、2018年に117万人になると推計しています。
2024年には110万人を切り、2031年度にはついに100万人を切り99万人。減少の一途をたどると考えられています。

心に留めておきたいことは、近い将来においては、学生の減少を乗り切るために授業料を上げる大学が出てくることが予想されていることです。
教育費が増えれば、ライフプランの見直しが必要になることも考えられます。
直前で慌てることのないよう、家計を見直すほか、さまざまな支援制度を調べる必要があります。
そして、もっとも大切なことは、2018年問題が、大学全入時代になり大学生の学力低下が叫ばれる中、高等教育の場としての大学がどうあるべきかを問いかけているということです。
「大卒の方が就職に有利だろう」「とりあえず進学」という考えで大学に進学しても、充実したキャンパスライフは送れなくなっていく可能性は捨てきれません。入ること自体は難しくなくなっていくからこそ、何をどう学びたいか、また、卒業後にどう働きたいのか、しっかりと考えた上での選択が迫られます。
留学という選択もこれまで以上に身近になっていくでしょう。

今までお子様の教育について深く考えたことがあまりないという方も多いと思いますが、これを機に、一度じっくりを考えてみてはいかがでしょうか。