書くこと。話すこと。

2019年2月10日 22:04

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久々のブログ更新です。

今日は私のお仕事である執筆(書くこと)と講師(話すこと)について述べてみたいと思います。

コラムの執筆は独立してからずっと波はあるものの継続させていただいているお仕事です。
特定のサイトの記事を何十万文字も書いたこともあります。皆さんの読みやすいような1,500文字程度の記事を書くこともあります。
元々本を読むことが大好きだった私にとって、「書く」ということについての抵抗は全くありませんでした。
小論文のテストや大学の論文も楽しみながら書いていた記憶があります。
なぜならば、論文というものは一定の規則に乗ってさえいれば、ほぼ完成と言っても他言ではありません。
その一定の規則というのが「起承転結」と言われるものです。
ただし、法学の論文は違います。
法学についての論文というのは、問題に対して

1.これは○○法第○○上についての問題である。
2.これについては○○年の判例でこのように述べられている。
3.これに対する反対意見として○○年の事例がある。
4.これらの点を総合した私の考えはこうである。

という感じです。

形式を重んじる日本においては、ルールに乗っ取ることが何よりも重んじられます。
それを理解して書くことが出来るかどうかで論文の出来栄えも変わってくるのです。

最近、ブログでも度々アップしているように、講師のお仕事も増えてきています。
講師のお仕事はその名のとおり「話すこと」に尽きます。


この「話すこと」が意外と、いや本当に難しいのです。
いくらその時に話すシナリオを頭で記憶していたとしても、その場の雰囲気で一気に変えなければいけなこともあります。
また、直前で時間短縮の依頼があった場合も、これまた対応の仕方が変わってきます。
「結論を先に述べ、その解説を残り時間で埋めていく」という手法です。

書くことは文章でどのように読み手の心に響かせるか。
話すことではリアルタイムで聞き手にどれくらいのインパクトを与えることが出来るか?

が鍵になります。

どちらの仕事も今の私にとってはとても重要な仕事です。
いただいた報酬以上のものを提供する。そしてこれからも書いてもらいたい、話してもらいたいと言ってもらえるために常に最高のものを提供する必要があります。

どんな仕事でも手抜きは一切許されることではありませんが、今、この仕事について自分の力をリアルタイムで試せることが出来る。そういう環境においていただいていることに感謝しています。

これからもトータルマネーコンサルタントの新井智美をどうぞよろしくおねがいします。