退職した後の健康保険はどれを選択するのがよい?②

2018年5月29日 20:41

,

さて、前回に引き続き退職後の健康保険の選択方法についてです。
今回は
2.今までの会社の保険を継続する「任意継続」
について述べていきたいと思います。

「任意継続」は今までの会社の健康保険をそのまま継続できる制度です。
任意継続をするための条件は、
・退職後の時点で2ヶ月以上継続して健康保険に加入していたこと
・退職後20日以内に加入の申し出をすること
の2つです。保険料は、原則として今まで天引きされていた額の倍になります。
これまで会社が半分負担してくれていた分を自分で払うということですね。
ただし、計算ベースとなる標準報酬月額が28万円を超えていた人については28万円で計算されます。
高給取りだった人は、今までとそう変わらないということもあります。

手続きは、退職後20日以内にこれまで加入していた健康保険の保険者(協会けんぽや健康保険組合)に任意継続したい旨の申し出を行います。
任意継続は2年間継続します。再就職で社会保険に加入する場合などを除いて任意に辞めることはできないことになっていますが、1日でも保険料の支払いを滞納すると、その時点で失効となってしまいますので、注意が必要です。
2年たったら任意継続は終了し、その後は国民健康保険に加入することになります。

次回は健康保険シリーズ最終回。
「国民健康保険」への加入についてお伝えしたいと思います。

ご期待ください☆