家計の見直し「使途不明金」

2018年4月10日 15:53

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広島でトータルマネーコンサルタントを行っている新井智美です。
日中は暖かく、いや暑いくらいになりましたが、朝晩はまだ冷え込みますね。
この時期は体調を崩される方も多いので、気を付けてくださいね。

さて、今回は家計を見直す上での一番のチェック項目。
「使途不明金」
についてお話していきたいと思います。

使途不明金とは、使った記憶はないのに残っていないお金や、何に使ったか覚えていない
気が付いたらなくなっていたお金のことです。
仕事上、家計の収支を見せていただくこともありますが、
多い方では5万円もの使途不明金が見つかり、驚くことも珍しくありません。
5万円まではいかないにしても、みなさん1万円から1万5千円くらいの使途不明金は心当たりがあるのではないでしょうか?

 

これをなくす対策はやはり「家計簿」をつけることです。
とはいえ、きっちり1円単位までつける必要はありません。
ざっくりとでいいので、支出と収入の差をチェックすることで解決します。

例えば
・給与収入:300,000円
・家計簿上の支出:270,000円

収入-支出=30,000円

家計簿上では3万円の黒字になっているはずなのに、預貯金が先月から10,000円しか増えていないとすれば
その差額の20,000円は使途不明金ということになります。

使途不明金の中で使った支出の内容がわかれば、それが今後も必要なのかそうでないのかを判断し、
必要でなければ貯蓄に回していくようにしましょう。

ちょっとした意識を持つことで毎月の貯蓄額が増え、それに運用を加えればお金の貯まるスピードも格段に向上します。

一度ご自分の家計をじっくり見直してみるのもいいかもしれません。