資産運用の基礎知識その③
2018年3月15日 08:54
広島でトータルマネーコンサルタントを行っている新井智美です。
さて、今回はリスクとリターンのお話です。
皆さんの中では、
リターン=収益
リスク=損失
と認識されている方が多いと思いますが、実は運用の世界では異なります。
運用の世界では
リターン=運用した結果得られる収益の事。
(収益がプラスであろうとマイナスであろうと、元本との差額をいう)
リスク=リターンのブレ幅の事。
(運用の結果が期待されるリターンからどれだけブレるかという変動の大きさをいう)
という意味なのです。
従ってリスクの小さい商品は、元本割れの可能性も小さくなりますが、期待できるリターンの水準も低いものとなります。
逆にリスクの大きい商品は、高い利益が期待できますが、損失が大きくなる可能性もあります。
そして資産(商品)ごとのリターンとリスクも異なります。
リスクとリターンが小さいものから順に
「元本確保型商品」
「国内債券」
「国内株式」
「海外債券」
「海外株式」
という形になります。
これが理解できると、自分で商品を組み合わせて選ぶことが出来るようになります。
例えば国内債券と海外株式を組み合わせてできるだけリスク(ブレ幅)をおさえるという考え方ができるようになるわけです。
自分の目的とする結果になるように、商品を選んでいくことが大事です。
次回のブログでは「リスクの種類」についてお話していきたいと思います。
これからもトータルマネーコンサルタントの新井智美をどうぞよろしくお願いします。