退職金って・・・

2018年3月3日 12:23

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トータルマネーコンサルタントの新井智美です。

今日は3月3日。雛祭りですね。
小さい頃家に飾ってあった雛人形を思い出します。
女の子のいる家庭では、本当に特別なものですよね。

さて、今回は退職金についてお話したいと思います。
退職金というと、今後の相場では大卒で定年まで働いて2,000万円くらいと言われています。
厚労省のアンケート調査でも同じような結果になっています。
ただ、気を付けないといけないのはこれは会社都合で退職した場合であるということです。

最近は自分のスキルに合わせて転職を考える方も増えていますが、その場合は自己都合での退職となるので、もらえる退職金はかなり少ないと思ってください。
かく言う私も22年間務めた企業を退職し、独立したわけですが、上に述べたように定年まで働いて2,000万円ならその半分程度の1,000万円くらいもらえるんじゃないかな?なんて思っておりましたら、結果は目を疑うものでした。
厚労省のアンケート内にも『ミドル層:勤務25年の自己都合退職における一人当たりの平均退職金額は約563万円』と発表されていますが、そのくらいの額だったでしょうか。

退職金の制度は企業によって異なり、
・退職一時金
・退職年金
とに分けられます。
そして退職年金は最近では自分で運用する確定拠出年金制度(企業型)を導入する会社が増えています。
これはどういうことかというと、同じ勤務年数で同じキャリアで退職したとしても、自分の運用次第で退職金に大きな差が生まれてくるということです。
実際に多くの企業では自社で導入している確定拠出型年金制度を社員各々が3%で運用することを前提にモデルケースを組んでいます。
ということは、皆さんがもしお勤めの会社の確定拠出型年金制度に加入されているのであれば、3%以上の運用益を出さないと予定されている退職金額よりももらえる額は少なくなるということです。

現在では老後の資産も早いうちから自分で考えて運用していかなければいけない時代になってきています。
次回のブログでは、
・実際に老後のためにどのくらいの資産が必要なのか?
・そのためには今からどのような方法で貯めていかなければいけないのか?
そのあたりに焦点を絞ってお話していきたいと思います。

これからもトータルマネーコンサルタントの新井智美をどうぞよろしくお願いします。