FP相談って家庭の収支状況を包み隠さず話さないといけないから恥ずかしい…。
「意味がない」「お金の話を包み隠さず話すのが恥ずかしい」「危険だ」と言われるファイナンシャルプランナー(FP)への相談。
たとえ恥ずかしさを感じたとしても、それ以上のメリットがあることをご存じでしょうか。
FP相談のメリット
- 漠然としたお金の不安を相談できる
- 無駄な出費を減らせる
- 専門家の目線で家計をチェックしてもらえる
記事の後半では、十分なメリットを得られるようにFPの選び方、有意義な相談にするためのコツも解説するので、ぜひ再度まで読んでいってください!
恥ずかしいからFP相談しないのはもったいない
FP相談は、夢や目標をかなえるための人生設計(ライフプラン)を検討したり、お金の悩みを解決できたりする機会です。
主にお金の面において、夢や目標を実現する具体的な方法を見つけることができます。
FPに相談できる内容を紹介します。
- お金の漠然とした不安や悩み
- 教育資金の準備
- 家計の収支状況の見直し
- 老後に向けた資産運用
- 保険
- 不動産
- 住宅ローン
- 相続
- 税金
お金のことなら何でも相談できるのがFPです。
ファイナンシャルプランナー(FP)への相談が恥ずかしい3つの理由
ここではFPへの相談が恥ずかしいと言われる3つの理由を紹介します。
- 家計をさらけ出すのが恥ずかしいから
- お金の知識がないとバレるのが恥ずかしいから
- 知らない人と対面で話すのが恥ずかしいから
それぞれ詳しく見ていきます。
家計をさらけ出すのが恥ずかしいから
家庭の収支状況を話すことが恥ずかしい!
金銭面の話は、非常にデリケートなので無理はありません。
FPは、数多くの家計を見てきたお金のプロです。豊富な経験をもとに的確なアドバイスをくれます。
お金の知識がないとバレるのが恥ずかしいから
お金の知識が乏しすぎて恥ずかしい!
お金の知識がないからプロに助けを求めるのです。
将来の生活や家族のために恥ずかしさを少し我慢して、わからない点は質問してみましょう。
知らない人と対面で話すのが恥ずかしいから
初対面の人と対面で話すのが恥ずかしい!
対面でお金のプロと話しをするのですから、恥ずかしいと感じても無理はありません。
オンラインツールや電話・メールでの相談を受けているFPもいますので、話しやすい方法を探してみてください。
ファイナンシャルプランナー(FP)への相談が意味がない・危険と言われる3つの理由
FPへの相談が「意味がない」、「危険」だと言われるのには理由があります。
- ニーズに合わない商品の勧誘をされるから
- 自分に合ったアドバイスがもらえないから
- 知識や経験が足りない、専門性が低いFPもいるから
これらの懸念点を払拭するための方法も併せて紹介します。
ニーズに合わない商品の勧誘をされるから
ニーズに合わない商品を勧めてくる可能性がある点は、FP相談が意味がない・危険と言われる理由の一つです。
FP自身の売上を最優先に考えていることが原因でしょう。
あらかじめ商品の紹介は不要と伝えておく、商品勧誘が目的ではない独立系FPに相談するなど事前に対策しておくこともできます。
自分に合ったアドバイスがもらえないから
解決したい悩みがはっきりしているのに、求めるレベルのアドバイスがもらえない点も「意味がない」と言われる要因です。
相談内容がFPが苦手な分野である可能性があります。
明確な悩みがある場合は、事前にFPの得意分野をチェックしておくのがおすすめです。
知識や経験が足りない、専門性が低いFPもいるから
専門性の低いFPが存在することも「意味がない」、「危険」と言われる要因です。
FPが所属する企業や団体によって得意とする分野が異なります。
また、資格を取得したばかりで経験が浅い場合、知識量が不足している可能性も。
これまでの相談実績や保有している資格をチェックしてみましょう。
危険ではない!ファイナンシャルプランナー(FP)へ相談するメリット
FP相談は危険なことではなく、次のようなメリットがあります。
- 漠然としたお金の不安を相談できる
- 無駄な出費を減らせる
- 専門家の目線で家計をチェックしてもらえる
詳しく見ていきます。
漠然としたお金の不安を相談できる
明確になっていないお金の悩みも相談できるのは、FP相談のメリットの一つです。
FP相談では、はじめに抱えている悩みや将来の希望を一緒に具現化した上で、家計の状況を把握します。
お金のプロが家計を分析・検証し、顧客に合った計画を立てるので、漠然とした悩みでも解決できます。
無駄な出費を減らせる
FP相談を利用すれば、家計の無駄な出費を減らすきっかけができます。
細かく収支状況をチェックをしてもらうと、自分では気づけなかった無駄な出費が見つかる場合もあります。
たとえば、補償が重複している医療保険を変更・解約したり、電気代を節約する方法を見つけたりと具体的な解決策を提案してくれるでしょう。
思わぬ家計の弱点を見つけて改善できることも、お金の専門家に相談するメリットです。
専門家の目線で家計をチェックしてもらえる
お金のプロの目線で家計を診断してもらえる点もFP相談のメリットといえます。
教育資金や資産運用、老後資金形成、住宅ローンなどお金の問題は複雑です。
全て自分で調べてると、途中で心が折れて解決策までたどり着けない!
住宅ローンだけ見ても、相談先、必要書類、返済比率、現在のローン状況など検討・確認すべき点が多くあります。
深い知識をもった専門家からのサポートを受けながら解決をめざすのが効率的です。
ファイナンシャルプランナー(FP)を選ぶポイント
FPを選ぶときにはいくつかポイントがあります。
FPを選ぶポイント
- 相談したい分野に強いか
- ニーズをくみ取ってくれるか
- 豊富な知識をもとに最適なアドバイスができるか
相談したい分野に強いか
相談したい分野に強いFPに依頼するのがポイントです。
解決したい悩みが明確であったにもかかわらず、実際相談してみると自分でも調べられる内容しか答えてもらえないなどの可能性もあります。
相続の悩みを解決したいのであれば、税理士や行政書士など他の資格も保有しているFPに相談するのが良いでしょう。
相談する前に、担当FPの得意分野や実績をチェックしてみるのがおすすめです。
ニーズをくみ取ってくれるか
顧客ニーズをくみ取れるかどうかもFPを選ぶポイントです。
「期待していたアドバイスとは違った」となるリスクを避けるためです。
日本FP協会が掲げる倫理規定では、顧客の最善の利益を追求しなければならないとされています。
このような倫理規定の順守を表明しているFPへの相談を検討してみてください。
豊富な知識をもとに最適なアドバイスができるか
豊富な知識をもとに適切なアドバイスができるかどうかもFPを選ぶ基準です。
限られた知識しか持っていないFPの場合、顧客一人ひとりに合ったアドバイスができないからです。
WebサイトやSNSで、これまでの相談実績やセミナーなどの講師経験などをチェックしてみると、FPの専門性や知識の広さなどがわかります。
FP相談を有意義にする4つのコツ
FP相談が「意味なかった」とならないために、事前にできる4つのことを紹介します。
FP相談を有意義にする4つのコツ
- 相談の目的を明確にする
- 事前に準備できるものは用意しておく
- 複数のファイナンシャルプランナーを比較する
- 事前に口コミを確認する
相談の目的を明確にする
事前に相談する目的を決めておくことで、FP相談を有意義な時間にできます。
不安や悩みを解消してくれるFPを選びやすくなるからです。
たとえば、医療保険の見直しをしたい、子どもが生まれたあとのライフプラン表を作成したいなどです。
質問内容や解決したい悩みを言葉にして書きためておくのも良いでしょう。
事前に準備できるものは用意しておく
相談前に準備できるものは用意しておくと、当日の話がスムーズに進みます。
FPが具体的な家計の状況を把握した上でアドバイスできるからです。
保険の相談であれば保険証券、資産形成であればNISAなど運用状況がわかる資料、住宅ローンであれば源泉徴収票などを用意しておきましょう。
複数のファイナンシャルプランナーを比較する
いくつか候補のFPを探して、比較してみるのも良いでしょう。
「この人に相談してみたい」となるFPが見つかるかもしれません。
また、専門知識のレベル感、相談の進め方、アドバイスの質などは実際に相談してみないとわかりません。
そのため、無料相談を利用できるのであれば、実際に話してみるのがおすすめです。
事前に口コミを確認する
実際に利用した人の声を参考にしてみましょう。
良いところだけではなく、改善点が見られる部分もわかった上で相談すれば、落胆することもなくなります。
お金の不安はプロに相談するのが一番
FP相談は危険なものではなく、家計の見直しやお金の悩みを解決できる機会だと解説しました。
選び方やコツを抑えるだけで、FP相談は「恥ずかしいこと」から「大きな満足感」を得られるものに変わるでしょう。
自分に合うFPの選ぶポイント
- 相談内容とFPの得意分野が一致しているかどうか
- これまでに同じような悩みを解決してきたFPを選ぶ
FP相談を有意義な時間にするための4つのコツ
- 相談の目的を明確にする
- 事前に準備できるものは用意する
- 複数のFPを比較する
- 事前に口コミをチェックする
将来の自分や家族のために、恥ずかしさを少しだけ我慢してFP相談を検討してみてください。